井上尚弥【WBSS】トーナメント!日程・時間・賞金や海外の反応!
◆井上尚弥 WBSSトーナメントの日程・時間
日本ボクシング史上最強のボクサーと言われている井上尚弥。
その井上が現在参戦している大会がある。
ワールドボクシングスーパーシリーズ。略してWBSS。
ボクシング界は現在世界の主要団体が4つ程ある。
その4つの団体はWBA・WBC・WBO・IBFという団体で、どの団体も世界チャンピオンを各階級で制定している。
尚且つ団体によっては正規のチャンピオンの他に、スーパーチャンピオンやシルバーチャンピオンなどという名称で世界チャンピオンが同じ団体の同じ階級に2、3人いる事もある。
そのような状況のため一般の人だけではなくボクシングに詳しい人でも本当に強い選手が誰かわからない状態になっている。
そこで、WBSSという大会が誕生した。
このWBSSに参戦できる選手は先程伝えた4つの団体の世界チャンピオンと世界ランキング15位以内の選手。
その中から8人選ばれトーナメント形式で3回勝てば優勝となる。
第1シーズンではクルーザー級(90.7kg)とスーパーミドル級(76.2kg)でチャンピオンが誕生した。
そして、第2シーズンではスーパーライト級とバンタム級で開催されている。
そのバンタム級に参戦している選手の1人が井上尚弥だ。
すでにバンタム級は1回戦が全試合開催されている。
井上尚弥の初戦は2018年10月7日に日本で開催され、相手は元WBAバンタム級のスーパーチャンピオンのファン・カルロス・パヤノだった。
井上はパヤノを電光石火のワン・ツーで1RKOして準決勝に駒を進めた。
準決勝は現IBFバンタム級チャンピオンのエマヌエル・ロドリゲスが相手になった。
準決勝の日程は2019年3月2日(現地時間)にロドリゲスの地元・プエルトリコで開催予定である。
日本とプエルトリコの時差は13時間ある。
おそらく試合は現地時間で夜になると思われるので日本で言うと朝の8時~9時あたりになると思われる。
海外の試合は時差の違いがあるので、このあたりもしっかりと考えて挑むべきだろう。
◆井上尚弥 WBSSの賞金は?
今回のWBSSでは試合のファイトマネー以外に賞金が用意されている。
ちなみに第1シーズンの賞金総額は5000万ドル(約57億円)、優勝賞金は1000万ドル(約11億3000万円)だった。
今回の井上尚弥のバンタム級の優勝賞金は400万ドル(約4億3800万円)という形になるようだ。
第1シーズンに比べると少ないとは思われるが、ボクシングの場合は上の階級に行けば行く程ファイトマネーが上がっていく。
ただ、ウェルター級やスーパーウェルター級あたりは人気選手が多くヘビー級のファイトマネーより多くなる事もある。
その1番の例がフロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオの1戦だろう。
その中にあって今回井上尚弥のバンタム級の優勝賞金4億円という額は軽量級の中ではかなり破格の額だ。
過去に日本人同士のWBAバンタム級世界タイトルマッチ・辰吉丈一郎vs薬師寺保栄戦でお互いに1億7000万円というファイトマネーを稼いだが、その2倍以上の賞金をもらえるというのは魅力的な事だ。
井上尚弥にとっては自分の望んでいる強い相手と試合ができる上に優勝賞金も4億円という日本人ボクサーがもらえる金額としては過去最高とも言える今回のWBSSトーナメント。
ここからが難関になってくるだろうが井上尚弥の優勝に期待したい。
◆井上尚弥 WBSS 海外の反応
井上尚弥は今回のWBSSバンタム級トーナメントの優勝候補としてアメリカや海外メディア、ブックメーカーで評価を受けている。
そして、1回戦のファン・カルロス・パヤノをわずか70秒でKOし、今回のバンタム級トーナメントの優勝候補本命だと改めて思わせた。
そして井上尚弥の対抗馬として評価され、次に対戦の決まっているエマヌエル・ロドリゲスが1回戦辛勝だった事により井上の優勝は揺るがないというのが海外での評価だ。
ロドリゲスは1回戦のモロニー相手に対し序盤は優勢だったものの終盤失速。
判定勝ちだったものの1人はモロニーにつけた程だった。
最も歴史と権威のあるボクシング雑誌「リングマガジン」の公式インスタグラムのコメントでは70近くの有効コメントに対し50近くのコメントが井上尚弥の優勝に期待するコメントだった。
それだけバンタム級は井上尚弥に対する期待や評価が日本だけではなく海外でも高い事がわかる。
そのリングマガジンがつけるPFP(パウンドフォーパウンド・階級関係なく本当に強い選手の世界ランキング)で井上尚弥は最高位で5位に入る快挙を見せている。
PFPの10位以内に日本人が入るのは皆無とまではいかないがかなり厳しく、その中で5位に入った井上尚弥が日本人歴代最強のボクサーということに異論はないと思う。
井上尚弥の次の試合はWBSS準決勝。
ロドリゲスの地元プエルトリコでアウェーでの戦いにはなるが、優勝候補本命の力を見せつけてほしいと思う。