那須川天心vs武尊!どっちが強い?体格差は?完全解剖!
◆那須川天心vs武尊どっちが強い?を予想する
前々から現在のキックボクシング界最高カードと言われている那須川天心vs武尊。
一番の注目はどちらが強いかという事だろう。
お互いのファイトスタイルには特徴がある。
那須川天心はスピードとキレを中心に攻撃をもらわないスタイルで遠い距離や中間距離が得意なタイプ。
武尊は手数と圧力、一発のパワーを中心に前にでるスタイルで接近戦が得意なタイプ。
ただ、両者違う闘い方もできる。
那須川が圧倒的に前に出てKO勝ちをした事もあれば武尊がキックを使って距離をとりながら最後パンチで仕留めた試合もある。
その2人が対戦したらどちらが勝つか。
私は那須川の方が勝つと思っている。
いくつかの理由があるが、那須川の場合はディフェンス能力に長けており遠い距離・中間距離では武尊の攻撃はディフェンスされやすいと思う。
武尊は打たれても圧力をかけるタイプではあるので、接近戦になればチャンスはできるだろうが那須川はカウンターが得意でこれまでにカウンターを当てて倒してきた事が何回もある。
その那須川のカウンターなどの攻撃をもらってもお構い無しに圧力をかけたのが、ムエタイのロッタンだ。
ロッタンは那須川の攻撃を打たれても圧力をかけていた事は事実だが、ただ打たれていたわけではない。
ロッタンは右ミドルキックをしっかりと那須川の腕に当てて効かせていたから圧力をかけ続ける事ができた。
ロッタンはパワフルなパンチばかりが目につくが、試合の中で基本の攻撃技術をしっかりできた上でパンチ中心の闘い方をしている。
もちろん武尊も攻撃の基本技術はできるが、果たしてロッタンみたいに右ミドルを正確に那須川の腕に当て続けられるかというとそうは思わない。
逆に右のインローで攻めたとしたら距離が近くなる分、那須川のカウンターをもらいやすくなる。
後は那須川の方が強豪と言われる選手との試合を数多く経験しているので、武尊が相手だったとしても引き出しの多さ(技の多彩さや勝負所を見極めるなど)が有利になる。
武尊の次の相手のヨーキサッダーも強豪であるが、那須川のやったスアキムやロッタンに比べると実力は劣る。
それでも、武尊にとっては過去最強の相手なので勝利して那須川との差を少しでも縮めておきたいところだろう。
◆那須川天心と武尊の階級は同じ?体格差を徹底比較
那須川と武尊は最初同じ55kgを主戦上に試合をしていた。
格闘技では階級制が敷かれている。
理由は格闘技は1階級違うだけで攻撃の重さが違ってくると言われているからだ。
武尊に関してこの対戦が噂され始めたときから55kgに関してはすでに減量がきつくなっていた。
那須川はまだ通常で55kgに近い体重だっため減量はそこまでする必要はなかった。
減量がきつくなるのは身体に筋肉がついてきた事や減量のリバウンドで元の体重より通常体重が増えていくなどの理由で、減量がきつくなってくる。中には10kg以上を落とす格闘家もいる。
そのため武尊は徐々に体重を上の57.5kgに階級をあげた。
那須川は55kgで試合を続けていたが日本人相手なら60kgまでならできるという事を明言している。
そして、2017年大晦日に57kg RIZINキックトーナメントを制覇。
57kgあたりの体重でも勝てる事を証明した。
その翌年、武尊は60kgに階級を上げて2018年3月のK-1で60kgのスーパーフェザー級を制覇しK-1で3階級制覇を果たした。
那須川天心は2018年6月にRISEの世界フェザー級(57.1kg)タイトルマッチでロッタンを延長の末に撃破しタイトルを獲得した。
では、2人がやるとしたならどの体重でやるべきなのか。
武尊はK-1で60kgのタイトルを取っているが、まだ60kgの身体に慣れていないと言っていた。
那須川も57~58kgでやっているが実際は55kgが適正の体格だ。
しかし、那須川が57~58kgで試合しているのと武尊の55kgで試合するのはきついことを考えると57~58kgの間で試合するのがいいのではないかと考える。
ただ、実現するならば本人達の意向をしっかりと汲み取ってあげてほしいと思う。