堀口恭司 入場曲とUFCランキングが気になる!
◆堀口恭司 入場曲と赤いヘッドホン
歴代の日本人総合格闘家で最強と言われる男・堀口恭司。
その堀口が入場曲に使っているのがファボラスの「My Time(Explicit)」という曲だ。
本人いわくこの曲を使っている理由として
「静かに始まって、そこから盛り上がっていく感じが入場に向いてるなって。入場で使う曲はテンション上げるのに重要だと思ってます」
と語っている。
今、所属しているATT(アメリカン・トップ・チーム)でも練習中には音楽を欠かす事ができないが、ジム内では音楽が流れていないためにサンドバッグなどはヘッドホンを聞きながら練習している。
そのヘッドホンは「Beats by Dre」というヘッドホンなどを販売している会社から提供されたものだ。
堀口が試合の入場時に使用している赤いヘッドホンがまさしくそれだ。
選手にとって入場時というのは試合へのモチベーションを上げるための重要な時間であり、儀式とも言える。
特にトップ選手になるとほとんどの選手が自分のテンションが上がる入場曲で入場する。
トップレベルの選手は試合だけではなく入場時から試合への期待を高めさせてくれる。
だからこそ、試合もだが入場曲がどのような曲を使っているか・入場時の顔の表情などにも注目してほしい。
◆堀口恭司 UFCランキング
堀口恭司はRIZINで試合をする前にUFCという世界最高峰の格闘技団体に所属していた。
UFCは総合をやっている選手だったらほとんどの選手が憧れる団体だ。
だが、その分UFCは生存競争が激しく一定の戦績を残せないとリリースされる。
その事情に関しては日本のプロ野球と似ている部分がある。
その中で堀口は歴代日本人最強格闘家として7勝1敗というUFC戦績を残す。
この1敗は今はONE CHAMPIONSHIPに移籍したUFCで11回防衛という恐るべき記録を持つDJことデメトリアス・ジョンソンとの試合だけだ。
この時はUFCのフライ級タイトルマッチで試合終了残り1秒で負けてしまった。
堀口はこの1敗以外全て勝利。
フライ級のランキング(56.7kg)では3位まで上り詰めた。
しかし、堀口のいるフライ級はアメリカでの評価が低い上に契約している選手が多数いる尚且つ独占契約のため試合がいつになっても決まらないという事が続き、ちょうどその頃にRIZINでオファーがあったためRIZINの方で試合をするようになった。
それを象徴するかのようにUFCはフライ級がなくなり、デメトリアス・ジョンソンがアジア圏中心のONEに移籍するなどの事態になった。
選手としては試合をやりたいわけで独占契約でいつ試合ができるかわからないUFCに所属するより、試合数もコンスタントにこなせてベラトールなどでも試合ができるRIZINに行ったのは堀口にとって正解だったのかもしれない。