ベイノアは芸人でありRISE&極真王者!何者?実力は?
◆ベイノアは異色の経歴の持ち主
今、那須川天心が世界王者として所属している団体のRISE。
そのRISEに異色の経歴を持った選手がいる。
名前は”ブラックパンサー・ベイノア”。
名前から変わっていると思われるが、ベイノアはキックボクシングのRISEとJ-NETWORKの2冠王で極真空手の第35回全日本ウェイト制軽量級優勝という格闘家としては輝かしい実績を持つ。
ただ、彼は格闘家としての顔以外にお笑い芸人の顔も持つ格闘家なのだ。
◆ベイノアの経歴
1995年8月20日生まれ 23歳
アメリカ カリフォルニア出身
東京都立新宿高校卒業
J-NETWORKウェルター級チャンピオン
第2代RISEウェルター級チャンピオン
第35回全日本ウェイト制軽量級優勝
R-1グランプリ2回戦進出(現在進行形)
◆お笑いコンビ「けとるべる」
ベイノアは「けとるべる」というお笑いコンビを結成している。
ベイノアと一般人の明石さんという方の2人で2014年に結成しており、事務所などには所属していないらしくフリーで活動している。
漫才コンビの日本一を決めるM-1グランプリにも出場している。
他にもベイノアはピン(1人)芸人の日本一を決めるR-1グランプリに「けとるべる ベイノア」として出場し1回戦を突破。
次の2回戦に進出している。
格闘家&お笑い芸人のベイノア。
次に格闘家としての詳しい実績を紹介する。
◆キックボクサー ベイノア
幼少期に極真を始めたベイノアは先輩でRISEヘビー級チャンピオンの清水賢吾やRISEランカーだった渡辺理想・藤田智也の後を追うようにキックボクサーとしての道を歩み始める。
2015年2月にキックボクサーとしてデビュー後、すぐに頭角を表し始める。
8戦目にキックボクシング団体のJ-NETWORKでチャンピオンになった。
その後は主戦場をRISEに移して、12戦目にRISEの両国大会で渡部太基に勝利してRISEウェルター級チャンピオンとなった。
ベイノアは12戦12勝8KOで未だに無敗を続けている。
戦い方としては極真空手の戦い方のように前に出続けてフック系のパンチを中心に闘う事が多い。
RISEのウェルター級王座決定戦では1Rに渡部の攻撃をもらいあわやKOという所まで追い込まれたが、そこから怒涛の反撃に転じてダウンを奪い判定で勝利した。
この試合で渡部は眼窩低を骨折していたらしい。
ベイノアはまだ23歳と若くこれから期待できるキックボクサーの1人である。
◆空手家 ベイノア
幼少期より極真空手を習っていたベイノア。
ベイノアは極真空手の大手と言われる松井派に所属している。
ここで、ベイノアの空手家としての実績を上げてみる。
2012年 全日本高校生大会 準優勝
2013年 埼玉県大会 準優勝
2014年 城西カップ 準優勝
2015年 西東京大会 準優勝
2017年 全日本ウェイト制 軽量級 準優勝
2018年 全日本ウェイト制 軽量級 優勝
この実績を見ると毎回後少しの所でタイトルを逃していたが、2018年4月に全日本ウェイト制で悲願の優勝を果たしている。
それも、全日本ウェイト制という松井派の中でも歴史ある大会で優勝したのは空手家としてもベイノアが優れた選手だという事を証明している。
◆試合前の会見&試合後のマイク
ベイノアと言えばキックボクシングの試合前の会見や試合後のマイクアピールが名物となっている。
必ず最初に「板橋区成増から来たブラックパンサー・ベイノアです」というアピールと共にマイクアピールをする。
お笑い芸人だけあってマイクアピールもうまく主催者や観客を笑わせたり盛り上げるマイクを披露する。
ただ、たまに行き過ぎる事があり主催者から注意を受ける事もあるようだ。
キックボクサーであり空手家でありお笑い芸人でもある”ブラックパンサー・ベイノア”。
異色の経歴を持つベイノアの今後の活躍に期待したい。
※写真はベイノアのブログよりお借りしました。