那須川天心vsコナーマクレガーは実現するのか?もし戦えばどうなる?
◎那須川天心とコナーマクレガーの接点
那須川天心とコナーマクレガー(UFCフェザー級&ライト級王者)の接点は那須川vsメイウェザーが決まった時に遡る。
那須川vsメイウェザーの対戦が決まってTVのワイドショーなどでも取り上げられた。
そんな中、マクレガーがツイッターでメイウェザーを揶揄するような事をツイートした。
「この小さい子供は誰だ。この小さい子供相手に小遣い稼ぎをするのは狂っている」というようなツイートだった。
それに那須川が反応した。
「ヘイ、ミスターマクレガー。私はあなたの仇を取る」という文面のツイートだ。
というのもメイウェザーとマクレガーは2017年8月にアメリカ・ラスベガスでボクシングルールの試合をやっている。
その試合に負けたマクレガーに那須川が仇を取るという事を言ったのが、2人の初めての接点だった。
◎フロイドメイウェザーvsコナーマクレガー
2017年8月にアメリカ・ラスベガスでフロイドメイウェザーとコナーマクレガーのボクシングルールでの試合が開催された。
試合は通常のボクシングルール・12Rでの試合だった。
この試合はメイウェザーがパッキャオ戦から2年以上経っている事・相手が総合格闘家という事もあり、試合前からかなり冷ややかな目で見られていた。
しかし、マクレガーの人気もありこの試合のPPV(ペイパビュー)売上はメイウェザーvsパッキャオ戦を上回る650万件だったという記録が残されている。
ちなみにメイウェザーvsパッキャオ戦は460万件だった。
試合はというと1Rから3Rはマクレガーが積極的に攻めてメイウェザーにパンチが度々ヒットしていたようだが、4Rからはマクレガーの距離を掴んだメイウェザーが圧倒。
10RKOに沈めた。
結果は予想通りではあったがマクレガーが善戦したとも言える。
この1戦のファイトマネーはメイウェザーが約320億、マクレガーが約100億稼いだと言われている。
◎那須川天心vsマクレガー 戦ったらどうなる?
那須川vsメイウェザーが終わった数日後にマクレガーがツイッター上にて「那須川天心と東京でMMAルールでやろうぜ」とツイート。
これを見た那須川は「58kgのキックボクシング・RISEのワールドシリーズで」という形で返答した。
では実際に那須川とマクレガーが試合をする事になったらどうなるのだろうか?
まず考えないといけないのは体重差になるだろう。
那須川は今57kgか58kgで試合をしている。
一方のマクレガーは現在70kgの体重を中心に試合している。
これだけでも5階級差がある。
そこでルールをどうするのかという事だが、仮に那須川の有利なキックルールにしても場合によっては厳しい。
UFCのトップレベルの選手は寝技だけではなく打撃も世界最高峰と言っても遜色ない位のレベルにある。
UFCに出場していたアリスター・オーフレイムが旧K-1のバタハリやピーターアーツなどを軒並みKOし2010年のK-1WGPを制覇した。
そしてマクレガーはそのUFCで3人しかいない2階級制覇した選手で、尚且つメイウェザーと10Rまでボクシングルールで渡り合っている。
仮に体重差がなかったとしても那須川が圧倒できるかと言えばわからない。
マクレガーが伝えたMMAルールだと文句なくマクレガーの勝ちは堅いだろう。
那須川もMMAはやった事はあるが、何が難しいかと言えば寝技とタックルの対処だ。
UFCに出るような選手はオリンピックのメダリストなどもいる。
その選手達にMMAで立ち向かうとなると、まずは寝技やタックルの対処の練習だけを3年や4年練習するつもりじゃないと厳しい。
そこを考えると那須川とマクレガーが試合するには体重を合わせてキックルールでやるのがいいのかもしれない。
ただ、マクレガーは通常80kg以上あると言われる体重を60kg台にできるかは問題ではあるが。
それでも興味が沸く対戦カードではあるので実現してほしい気持ちはある。